いけぽぐ9th:8位指名【スターコレクションの18】(ロードラスター)

8位:スターコレクションの18 (馬名:ロードラスター)

 リオンディーズ 母スターコレクション 母父アグネスタキオン

厩舎:千田輝彦栗東) 馬主:ロードホースクラブ 生産:ケイアイファーム

血統情報:5代血統表|クラーロイメル|JBISサーチ(JBIS-Search)

 

母スターコレクションはJRA3勝。繁殖牝馬としてはロードカナロアとの間にエトワールブリエ(2勝)、ケプラー(3勝)を輩出、順風満帆なスタートを切っています。スターコレクションに初めてリオンディーズが配され誕生した本馬ロードラスター、典型的なダート短距離馬の兄姉とは異なり、芝向きの素軽さを武器に中距離路線で活躍出来る下地は十分に整っています。

 

母スターコレクションは「アグネスタキオン(その父サンデーサイレンス)×トニービン×ノーザンテースト」の累代。これはキングカメハメハ産駒の代表産駒ドゥラメンテ(春二冠)の母アドマイヤグルーヴサンデーサイレンス×トニービン×ノーザンテースト」をなぞるものです。

 

また、母父アグネスタキオンの芝1800m以上の重賞勝ち馬はニシノデイジー(父ハービンジャー)とフェアリーポルカ(父ルーラーシップ)とルミナスウォリアー(父メイショウサムソン)の三頭ですが、これらの父は見ての通り重厚な芝中~長距離型種牡馬。本馬の父リオンディーズキングカメハメハ×シーザリオの「ザ・クラシック」配合ですから、アグネスタキオンの肌に合わせるには適切なタイプでしょう。(重めの血脈を俊敏にさせるのがタキオンの役割。)

 

キングカメハメハ産駒の二冠馬ドゥラメンテも短距離王者ロードカナロア牝馬三冠アパパネも、母方にNorthern Dancerはわずか一本しか持ちません。マルゼンスキーとSadler's WellsからNorthern Dancerを二本導入したリオンディーズは、産駒の代では兎にも角にもNorthern Dancerを薄めていくことが重要だと考えます。Northern Dancerを一本しかもたない母スターコレクションはまさにこの条件を満たす繁殖牝馬です。

 

サンデーサイレンスのクロスをアグネスタキオン経由で行うものには、現状大きな効力は見られないものの、ドゥラメンテ要素を組み込んだ上でNorthern Dancerの刺激を抑えた配合はリオンディーズ産駒としては高得点の部類。スターコレクションの繁殖能力の高さも相まって、中距離路線で良いところまで行けるのではないか?と淡い期待を抱いています。

(見事な末脚で新馬勝ちしたリオンディーズ産駒のヴェールクレールは母母父アグネスタキオンですね。案外良いかもしれません。)

 

大箱向きという予想だけに新潟予定から小倉に替わったのは不安ですが、好枠からスムーズに流れに乗れれば好走可能でしょう。23日(日曜日)、小倉の新馬戦(芝1800m)を菱田騎手で予定。

 

菱田君頼んだ!!!